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保育士の人間関係の悩みを解決!人間関係で辞めたいときの対策と、よい職場への転職方法
保育士の人間関係について、「今まさに悩んでいる」という方は多いのではないでしょうか。
どの職場でも人間関係の悩みはつきものですが、保育士も例外ではありません。
上司や同僚、後輩、さらに保護者まで、様々な人と関わる中で、人間関係の悩みやストレスを抱え、「辞めたい」と考える保育士はたくさんいます。
そこで今回は、保育士に起こりがちな人間関係の悩みを例に、人間関係を改善するための方法や、人間関係がよい職場を選ぶポイントなどをご紹介します。
実は今、人間関係に悩んでいる…という保育士の方も、これから保育士を目指す方も、ぜひ参考にしてくださいね。
ほい子
出産によるブランクから復職した保育士。子どもにウケるので、つい変なキャラクターがついた靴下を買ってしまう。
ほいくろにゃん
ほいく畑に住みついた、黒ネコずきんのいきもの。
保育業界に詳しく、ほい子のよき相談役。季節を問わずナマ足でいたいタイプ。
保育士の人間関係でよくある悩みとは?
まず、こちらのデータをご覧ください。
人間関係が原因の退職が最も多いことがわかります。
たくさんの保育士が、職場の人間関係が原因で、退職しているんですね。
では、どんなことに悩んでいるのか、人間関係に悩んでいる保育士の声をご紹介しましょう。
【保育士の人間関係の悩み1】
園長の保育方針と合わない!
音楽、英語、運動など、もりだくさんのカリキュラムを園児たちにやらせる園長先生。保護者のニーズに合わせた取り組みだと、頭では理解できていますが、そのために、子どもたちが大好きな「遊びの時間」はどんどん削られます。
園長先生に意見したら反抗的だと目をつけられ、それ以来、いじめのような扱いを受けています。最悪な気分ですが、子どもたちが可愛いので我慢しています。
【保育士の人間関係の悩み2】
先輩保育士から冷たくされる
3人の保育士で「複数担任」をやっています。先輩が忙しそうだったので、先にお絵かきの準備をはじめたら、「勝手にはじめないで」と怒られてしまいました。それ以来、その先輩は、もう1人の保育士と一緒になって私を無視。
仕事中も疲れた表情をしてしまい、転職した方がいいのかなと考え中です。
【保育士の人間関係の悩み3】
指示待ち新人保育士にイライラ
私が指導を担当している新人保育士が受け身で、指示がなければ動こうとしません。気になって細かく指導していたら、その子が急に泣き出してしまいました。
周りは私がいじめていると思っているようで、雰囲気も悪く…。決して嫌いなわけではありませんが、その子とどう接していけばいいのか、毎朝、気が重いです。
【保育士の人間関係の悩み4】
クレーマー化した保護者が辛い
「うちの子は人見知りなので、必ず先生が隣にいてやって」と言い出した保護者。1人だけ特別扱いするのは難しいとお伝えしたところ、「子どもを放ったらかしにするのは虐待だ」と激怒されました。
その保護者がクレーマー化して、いつ何を言われるかみんなでビクビクしています。
ここでご紹介した以外にも、「保育園に1人だけいる、男性保育士の指導が難しい」など、女性が多い職場ならではの悩みも。
保育士が抱える人間関係の悩みは様々です。
保育士の人間関係って、本当に大変なのよ…。
人間関係の悩みで辞めたくなる気持ち、よくわかる~!
人間関係の悩みは、どんな職場にもあると言えるわ。
だから、辞める前によく考えてほしいの。
いきなり辞めてしまうと、収入が途絶えるなどのリスクもあるし。
じゃあ、どうすればいいの?
まず、今の状況を改善できないか、考えてみましょう!
保育士の人間関係の悩みを改善する方法
ここでは、上司である園長や先輩、保護者など、苦手なタイプごとの対処法を、例を挙げてご紹介します。
上司に保育方針を聞き、内容を見直してみよう
上司である園長と方針が違うと、毎日の保育にも、迷いが出てしまいますよね。まして、いじめのような扱いを受けているなら、転職したいと思う気持ちもわかります。
でも、辞めてしまう前に、園長の保育方針について、あらためて質問してみてはどうでしょうか。
もしかしたら、話を聞くうちに、共感や納得ができる部分が見つかるかもしれません。
自分とは意見が違うけれど、納得できる内容だと思えたら、きっとあなたの保育に関する考え方の幅が広がったということ。
保育士としての成長につながるといえるでしょう。
ただし、上司の意見やアドバイスはすべて受け入れるべきという意味ではありません。
やっぱり納得できないと思ったら、「勉強になります」「注意します」など、相手の言うことを肯定も否定もせず、受け流すテクニックもあります。
苦手な先輩とは、共通の話題を見つけよう
まず、苦手な人や年下であっても、先輩として相手に敬意を表すことが大前提です。その上で、自分と先輩との共通点を見つけてみましょう。
保育士としての共通点でも、趣味や、見ているドラマの話題でも構いません。
これは「類似性の法則」といわれ、人間は共通点がある人に対して、より好意的になるといわれています。
共通点を軸に、関係を改善させていきましょう。
それでも、いじめをしてくるようなことがあれば、上司である主任や園長に相談するのもひとつの手です。
同僚や後輩とは、うまく距離を取ろう
同僚でありがちなのが、派閥ができたり、人の悪口を言って盛り上がったりすること。悪口やうわさ話は、トラブルの元になりがち。巻き込まれないように、聞いていないふりをするか、「そんなことがあったんだ~。知らなかった」とごまかしてしまいましょう。
「仕事があるから」と、いったんその場を離れるのもいいですね。
職場内の派閥については、できればどこにも属さないことが賢明です。
付き合いが悪いと言われるかもしれませんが、「我関せず」の気持ちを持ちましょう。
また、年齢が上の保育士がブランクから復帰して、後輩になるというケースも「保育士の悩みあるある」ではないでしょうか。
この場合、仕事では自分が先輩としての役割をきっちり果たします。
でも、仕事を離れたら、人生の先輩として相手に敬意をはらうことを意識しましょう。
保護者の声に耳を傾け、信頼関係を作ろう
保護者とは、普段からコミュニケーションをとり、信頼関係を作ることが必要です。お迎え時に「〇〇ちゃん、今日はこんなことができたんですよ」など、保護者に積極的に声をかけていくといいですね。
また、保護者が悩んでいたら、寄り添う姿勢を見せましょう。
もし保護者からクレームがあったら、たとえ理不尽でも話を最後まで聞き、受け止めることが必要です。
保護者の不信感を和らげるため、クレームはなるべく早く対応するのが望ましいです。
今後の対応について、すぐ返答ができない場合は、いったん保留を。
その後、園長や主任など上司に相談の上、どう対応するかを保護者に報告しましょう。
上記のような対処法のほか、仕事として割り切ってしまう手もあります。
「人間関係に悩む時間があったら、もっと園児たちに目を向けよう」
「大事なのは、スムーズに仕事を進めること。陰口を言う人とは関わらないでおこう」
そんな風に、仕事をする中で自分が最も大切にしていることは何かを見直し、それ以外は割り切ることも、立派な対処法です。
相手によって、対処法を変えるのね。
「もし、自分が相手の立場なら?」という視点が大切なのかも。
たとえば上司なら、部下にはちゃんと話を聞いてほしいはずよね。
相手の身になって、初めて見えてくることって、あると思う。
でも、頑張っても状況が変わらなかったら、どうしたらいいの!?
そうなったら、本格的に転職を考えましょう!
ここからは、人間関係の悩みを解決するための転職方法について、転職時期やよい職場を選ぶポイントなどを紹介していくわ。
お願いします!
改善を試みても変わらないなら、転職もあり!
それでもやっぱり、人間関係の悩みは変わらない…。
もしそうなら、転職を考えてみましょう。
ここでは、転職のタイミングや、すぐに転職すべき場合についてご紹介します。
デメリットがメリットを超えたら、転職のタイミング
職場にいるメリットより、デメリットの方が大きくなったら、転職を検討すべきといえるでしょう。人間関係はあまりよくないけれど保育園の方針には共感できる、あるいは給与には満足しているなど、納得できるメリットがあれば、まだ頑張る余地はあります。
しかし、「子どもはかわいいけれど、自分の成長につながらない」
「給料は満足だけれど、やる気や自信が奪われていく」
そんな風に、メリットよりデメリットの方が大きいと実感したら、次のステップを目指して動きましょう。
すぐに転職を考えるべき2つのケースとは?
デメリットがメリットを超えていなくても、下記のようなケースはブラックな職場である可能性が高いので、できるだけ早く転職を考えましょう。
ケース1 パワハラを受けている
上司からひどい暴言を受けた、仲間外れにされた、大量の仕事を1人でやらされたなど、立場を利用したパワハラ(パワーハラスメント)を受けている場合は、転職を考えましょう。
ケース2 ストレスで体調に影響が出ている
職場の人間関係が原因で、頭痛や不眠、食欲不振などの変化が出ていたら、身体からの「辛い」「休みたい」というサイン。医療機関を受診する、または無料のカウンセリング機関などに相談してみるのも、1つの方法です。
無理をせず休養をとり、転職活動は体調を見ながらにしましょう。
人間関係の悩みやストレスを抱えつつも、「子どもたちのために」と我慢して働き続ける保育士は少なくありません。
しかし、無理を重ねて心身に影響が出てしまっては、自分にも子どもたちにとってもよくない結果を招くことに…。
そうならないためにも、上記のポイントを参考に、転職についてしっかり検討しましょう。
転職活動をスムーズに進めるための、悩み分析と円満退職の方法とは
「整理するまでもない。人間関係が辛いからに決まっているじゃない!」と思いますよね。
しかし、その辛さをさらに詳しく分析することが、今よりよい職場に転職するための役に立つのです。
理想の職場探しに向け、悩みを分析
悩みを分析するときに必要なステップは、次の2つです。
- 悩みをノートに書き出す
- 何に悩んでいたのか、客観的に見てみる
では、それぞれについてご説明しましょう。
悩みをノートに書き出す
言葉にすると、悩みの本質がはっきりして、解決策が見つけやすくなります。悩み続けていたら、頭の中で悩みがループして、わけがわからなくなったという経験はありませんか?
そんな状態から抜け出すための第一歩が、「書く」ことなんです。
ちゃんとした文章になっていなくてもOKなので、気軽にやってみてくださいね。
何に悩んでいたのか、客観的に見てみる
悩みを書き出したら、「何が辛かったのか」を、自分自身に問いかけます。たとえば上司が嫌いという悩みでも、いろんな理由がありますよね。相手の気分にムラがある、指示が一貫していない、威圧的な態度、などなど。
悩みを客観的に見て、何に悩んでいたかを明確にすることで、次の職場に求めることがわかります。
それこそ、あなたが保育士として楽しく、充実して働くために欠かせない価値観といえます。
新しい職場を探すときは、その価値観を守れる環境かどうか、しっかり確認しましょう。
上記のような悩み分析をすることで、次の職場での「こんなはずじゃなかった…」を防ぐことができます。
はじめは面倒くさいと思うかもしれませんが、転職を成功させるためにもぜひ実践してみてくださいね。
円満に退職するための準備
今の職場に対する悩みの整理がついたら、円満に退職するための準備をはじめましょう。保育業界は、園長同士の繋がりや、私立保育園の職員のコミュニティがあるなど、意外と狭いもの。
「どうせ転職するのだから」と、自分勝手な辞め方をしてしまうと、思わぬところで他に伝わってしまうかも。
そうなると、転職活動にも影響を与えかねませんから、下記について意識しましょう。
- 上司に伝えるタイミングを見計らう 急に辞めてしまうと、周りに迷惑がかかります。
- 周囲に配慮した退職理由を考える 人間関係が原因で退職と言うと、周りがイヤな思いをするかも。
- 引継ぎはしっかりと 時間が限られている場合でも、できる限りの引き継ぎを行いましょう。
最低でも1か月、できれば2か月ほど前に、辞意を伝えましょう。
「一身上の都合」「家庭の事情」などの理由にしておくとスムーズ。
引き継ぎは仲間の保育士たちだけでなく、子どもたちのためでもあることを忘れずに。
▼円満退職の方法についてもっと知りたい方はこちら
保育業界の人間関係について考えるとき、そこで働く人たちの属性は、大きな手がかりになります。
属性を知ることで、保育業界ならではの人間関係の特徴が見えてくるからです。
そこで、ここでは保育士の性別と年齢に関するデータをご紹介します。
- 保育士の男女比率
- グラフは「保育士等に関する関係資料(平成27年)/厚生労働省」を参考に当社が作成
グラフを見ると、保育士の9割以上が女性だということがわかります。
最近では、男性保育士の数が増えているとはいうものの、やはり女性保育士が圧倒的に多いですね。
女性が多い職場は、人間関係に特有の難しさがある一方で、子育て中の急な早退や欠勤など、女性同士だからわかり合える部分も多いもの。
そういった点は、女性が多い職場ならではのメリットといえるでしょう。
- 保育士の年齢分布
- グラフは「全国の保育所実態調査報告書2011/社会福祉法人 全国社会福祉協議会 全国保育協議会」を参考に当社が作成
- 正規保育士のみ
グラフから、保育士の年齢層は20代が最も多いことがわかります。
40代がやや少ないものの、50代でまた増えていることから、保育士は年齢を重ねても続けられる仕事であるといえるでしょう。
- 保育士の正規・非正規の比率
- グラフは「平成30年度東京都保育士実態調査結果/東京都福祉保健局」を参考に当社が作成
- 非正規職員:「有期契約職員フルタイム」「有期契約職員パートタイム」
派遣社員やパートなど、非正規雇用の保育士が4割近くを占める結果となっています。
1つの職場で安定して長く働ける正社員、ライフスタイルに合わせ勤務条件を調整できるパート、様々な職場を経験し、自分に合った仕事を探せる派遣・紹介予定派遣など、保育士の働き方はいろいろです。
このように、保育業界のデータから、保育士ならではの特徴が見えてきました。ぜひ参考にしてくださいね。
転職の準備は整ったけど、次の職場ではもう人間関係で悩みたくないよね。
人間関係がよい職場って、どうやって見分けたらいいのかしら?
働きはじめる前に、確実に見分けるのは難しいかもね…。
だけど、人間関係がよい職場の目印になるポイントなら、あるわよ。
それは聞きたい!ぜひ教えてくださいっ!
じゃあ、「ほいく畑」の人材コーディネーターに詳しく聞いてみましょう!
人間関係がよい職場を選ぶポイント
保育業界の転職のプロ・厚生労働大臣認可の保育士就職支援センター「ほいく畑」の人材コーディネーターに、ポイントを聞いてみました。
ふく夫
では、ここからは私、ふく夫がご説明いたします!
求人情報ではココをチェック!
ふく夫転職活動では、まず転職サイトやハローワークなどで、求人を探しますよね。
求人情報を集める段階では、次の3つのポイントを確認しましょう。
- 頻繁に求人が出ていないか
- 求人情報の内容が詳しいか
- 適正な条件か
ほい子
具体的にはどうやって見たらいいのかしら?
ふく夫
それでは、1つずつ説明していきますね!
頻繁に求人が出ていないか
ふく夫
長期間にわたって求人広告を出し続けている、あるいは短期間に何度も求人を出している施設は、常に人手不足になっている恐れがあるんです。
園舎を増設したなどの特別な理由もなく、いつも保育士を募集している場合は、離職率が高いのかもしれません。
職場の人間関係の悪さを理由に、辞める保育士が多いことを考えると、ちょっと不安ですね。
「ここはいいな」と思う職場があったら、過去にどれくらい求人を出しているか、どんな理由で募集したのかなど、確認してみましょう。
求人情報の内容が詳しいか
ふく夫
給与や待遇、業務内容が詳しく書かれている求人は、施設の運営体制がしっかりしていることが多いです。
それは、管理者や上司が施設の動きをしっかり把握し、目を行き届かせていることにつながるからです。
そういう職場なら、人間関係のトラブルにも適切な対応をしているはずだから、安心できますね。
適正な条件か
ふく夫
他の施設に比べ、不自然に給与が高い施設も、注意が必要です。
なぜなら、離職率が高く人手が足りないため、「すぐにでも保育士がほしい」と、高い給与設定で人を集めている可能性があるからです。
高給与に、納得できる理由があるならよいのですが、そうでない場合はもう一度、内容の見直しを。
ほい子
なるほど~。
求人の内容をじっくり読むと、思ったよりたくさんの情報が手に入るんですね。
ふく夫
希望に合った職場に出会うには、ちょっとしたコツが必要ですね。
面接ではココをチェック!
ふく夫希望の求人を見つけ、書類選考を通過したら、次は面接です。
面接時には、下記のポイントを確認しましょう。
- 園長のふるまい
- 保育士の様子
ほい子
面接は、施設内を見られる絶好のチャンスですもんね!
しっかり確認しなくちゃ。
園長のふるまい
ふく夫
管理職が部下にとる態度は、職場の人間関係に大きく影響するといえます。
それは一般企業でも、保育施設でも同じです。
それだけに、園長や主任保育士など、管理的な立場の人のふるまいは、注意深く見ておきたいもの。
そこでおススメしたいのが、施設の保育方針について、園長に質問してみることです。
給与や福利厚生などの一般的な質問に比べ、保育方針は、園長の価値観が出やすいものです。人柄を深く知るのに、適した質問と言えるでしょう。
高圧的なものの言い方をする、話の進め方が強引、対応が冷たいなど、気づいた点は、検討の材料にしましょう。
保育士の様子
ふく夫
保育士同士の挨拶や、会話などのやりとりに注目しましょう。
自然な笑顔が出ている、生き生きとした様子で働いている、活発にコミュニケーションがとれている。そんな職場なら、安心して仕事ができそうですね。
保育士の口調も確認しておきましょう。とげとげしい、無愛想、攻撃的…そんな場合は注意を。
逆に、あまりにも馴れ馴れしい口調で話し合っている場合も要チェックです。緊張感のない「仲良しグループ」になっている恐れがあります。
保育士の年齢層も見ておきましょう。
もし年齢層が偏っていたら、特定の世代の保育士が働きにくい環境かもしれません。
でも、結局、人間関係って働いてみないとわからないような…。
そんなときは、派遣で働いてみるという手がありますよ。
派遣で働くことと、職場のリアルな人間関係を確認することに、どんな関係があるんですか??
実は大ありなんです。
その理由について、ご説明しますね!
転職後に人間関係で悩みたくないなら、派遣という働き方も
派遣社員と保育園の間に人材派遣会社のコーディネーターが入り、勤務条件の調整や就業後のフォローを行います。
人間関係で悩む人に派遣がおススメな理由は、下記の3つです。
- 実際に働きながら、職場のリアルな人間関係が確認できる
- もし自分に合わないと感じたら、次の職場に移ることができる
- 人材派遣会社が間に入るので、辞める時の気まずさが軽減される
基本的に、派遣社員は3か月、6か月、1年など、一定の期間で契約を更新するため、「合わない」と感じたら、契約を更新せずに次の職場を探すことも可能です。(はじめから更新なしの場合もあります)
保育園も契約期間については承知の上ですし、人材派遣会社のコーディネーターが間に入るので、退職時も気まずくなることなく、次のステップへ進めます。
派遣では様々な職場を経験できるので、自分に合う職場を見つけやすい上に、保育士としてのスキルアップも可能です。
でも、メリットがあればデメリットもありそう…。
確かに、基本的にボーナスが出なかったり、1つの派遣先での契約期間が最長3年と決まっていたり…ということはあります。
いずれは正社員になりたいという方は、紹介予定派遣はいかがでしょうか。
まずは、派遣社員として一定期間働いて、自分に合う職場か見極めた後、正社員として働く方法です。
それなら職場とのミスマッチも防げるし、正社員も目指せますね!
社員に登用されるには、保育園側の合意も必要なので、「ここで働きたい」と思った時にOKがもらえるよう、積極的な姿勢で取り組みましょう。
ふく夫さんがご紹介したように、転職後に人間関係で悩まないためには、派遣や紹介予定派遣などの働き方を選ぶことも有効です。
その際には、保育業界に詳しい人材派遣会社を選ぶことも大切です。
厚生労働大臣認可の保育士就職支援センター「ほいく畑」は、保育業界に詳しい人材コーディネーターが、あなたに合う職場を提案したり、就業後のフォローをしてくれます。
まずは話を聞いてみたいという方も、気軽にご相談ください。
新しい職場で、よい人間関係を築くコツ
そんなときに、役立つポイントをご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
まず気持ちのよい挨拶を!
よく言われることですが、初日に気持ちのよい挨拶をすることは大事です。笑顔と礼儀正しさを意識しましょう。
よく「自然な笑顔」といわれますが、少し大げさかな?と思うくらいの表情が、周りから見るとちょうどいいそうですよ。
自己紹介では、趣味や特技など、ちょっとプライベートな要素を入れてもOK。
周りから興味をもってもらえたり、話しかけてもらいやすくなったりします。
前の職場でのやり方にこだわらない
新しい職場で「前はこうしていました」を連発したり、前職の経験や実績をアピールしすぎるのは、避けたいところ。周囲から、よくない印象を持たれる恐れがあります。前職で身につけたスキルは生かしつつ、新しい職場の仕事の進め方やルールなどを、積極的に覚えていきましょう。
自分ができることは率先してやる
転職後、慎重に仕事をするのは大切ですが、いつまでも待ちの姿勢では、「この人に任せて大丈夫かな?」と、周囲に不安を感じさせてしまうかも。できないことまで無理に頑張る必要はありませんが、自分で「ここはできる」という点があったら、「ここはやりますね」と周囲に一声かけて、取り組みましょう。
- 人間関係の悩みは、まず現状改善にトライ
- 転職を決意したら、様々な角度から転職先をチェック!
- 慎重に転職したいなら、派遣や紹介予定派遣という選択肢も
保育士の就職・転職をサポートする「ほいく畑」が、保育のお仕事や業界に関する情報をお届けする、お役立ちコラムです。
ほいく畑では、あなた専任のコーディネーターが、今回お届けした情報など専門的な立場からお仕事探しのサポートを行います。
厚生労働大臣認可の就職支援センターなので、利用は無料です。
「お仕事に関する不安や、悩みを聞いてほしい」という相談だけでもOKですので、まずは気軽にご連絡ください!
人間関係の悩みを解決する方法って、意外にたくさんあるのね!
悩んでいる友達に、教えてあげようっと。
ほい子って、人間関係の悩みとかなさそうね。
いつも楽しそうだもの。
きっと、私が愛されキャラだからじゃないかしら?
あなたって幸せね…。
やだ、ほめられちゃった♪
本コラムは、「ほいく畑」を運営する株式会社ニッソーネットが、専門家の監修のもと執筆しています。
■監修者
川村 直弘
( かわむら なおひろ )
みんな、保育士の人間関係や、転職するときのポイントについて、わかったかしら?
もっと詳しく知りたいという人のために、人間関係によるストレスを解消するための知識をお届けするわ。ぜひ参考にしてみてね!
ストレス解消法その1 自分にご褒美をあげる
ストレスを感じているときは、「頑張る私」をしばらくお休みして、自分を少し甘やかしてあげるのも1つの方法です。趣味に没頭する、甘いものを食べる、友達と旅行するなど、あなたの身体や生活に悪い影響を与えることでなければ、自分の好きなこと、楽しいと思えることを思い切りやってみては?
ストレス解消法その2 身体を動かす
適度な運動は、身体の健康はもちろん、ストレス解消にもつながります。あまり負担にならない運動がおススメです。たとえば15分程度のランニングやウォーキング、寝る前のストレッチなどはいかがでしょうか。
無理のない範囲で、気持ちのよい汗をかくことを意識しましょう。
ストレス解消法その3 十分に睡眠をとる
睡眠不足は、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」という物質の分泌量を増加させるといわれています。ストレスを解消するために、十分に睡眠をとるように意識しましょう。
十分な睡眠時間には個人差がありますが、もし日中に眠気が起こるようであれば、睡眠が足りていないサイン。
そんなときは、午後の早い時間に、30分以内の昼寝をとればOK!
寝過ぎると夜の睡眠にひびくので、必ず30分以内にしてくださいね。
自分に合う方法を見つけて、上手にストレスを解消してくださいね!
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