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2017年05月08日

男性保育士による女児おむつ替え問題について

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男性保育士によるおむつ替え問題

「男性保育士に女児のオムツ替えをしてもらうことに抵抗がある」
千葉県千葉市・熊谷俊人市長が、こんな保護者の意見をツイッターに投げかけたことによって世間で議論が巻き起こりました。ワイドショーやニュース番組では、コメンテーターが様々な意見を言い合い、“男性保育士の必要性”の是非を考えるきっかけとなりました。
・インターネット上では…
「男性保育士が女児の親から警戒されるのは仕方がないこと」
「性犯罪のほとんどは女性ではなく、男性が起こしている!」
「男性保育士が変な趣味を持っている可能性がないこともない!」

などの男性保育士を否定するような意見が出てきました。

保育士は未だに女性社会なのか?

一昔前までは、“保育士=女性がやるもの”という認識があったと思います。 それが、職業ジェンダーの固定が世間的に見直されるようになり、「保母さん」から「保育士」に呼び方が変わるなど、“保育士=女性”は古い考えという風潮に変化してきました。最近、保育園で働く人のことを、保母さんと呼ぶ人はほとんどいないと思います。女性の社会進出と共に、男性の女性社会への進出も取り組まれるようになってきたのです。最近では男性保育士の方を見る機会も多くなってきたと思います。
では実際、保育士に占める男性保育士の割合はどれくらいなのでしょうか?

出典:「保育士等に関する関係資料」(厚生労働省)

「厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課調べ」によると、平成25年の保育士登録者数は約119万人。そのうち、男性保育士の数は約5万人で、その割合は全体の4%となっています。100人の保育士さんがいたら、そのうちの4人しか男性がいないということになります。増えているとはいえ、まだまだ保育の現場は女性社会であるということは否めません。

保護者は男性保育士を信用することが大事

保育園の確保と共に、保育士の需要も高まっています。
そんな中浮上した、今回の「男性保育士のおむつ替え問題」。男性で新たに保育士を目指そうと考えている人にとっては、非常にショッキングなニュースだったと思います。でも実は、こういった論争は日本だけで起こっていることではありません。欧米でも男性保育士の是非について昔から議論が交わされています。一つ事件が起こると、それが男性保育士の全体イメージに繋がります。世間で批判的な意見として言われているような男性保育士の方はごく一部の例外です。

保護者がいつまでも男性保育士を容認しない風潮が続くと、待機児童問題解決には至りません。親御さんの気持ちも分かりますが、まずは保護者が保育士を信用することが大切だと思います。また、保護者が思っていることは、子供にも伝染します。保育士の方が働きやすい環境をつくるためにも、まずは親が保育士さんを認めることをしていかなくてはいけないと思います。

男性保育士がもっと活躍できる世の中に

保育士の不足の原因として、保育園の不足ばかりに目が向けられがちですが、労働条件や職場環境にも大きな原因があると言われています。賃金面やキャリアアップなどを見ても男性保育士は長続きしない人が多いそうです。
現在、国も、現場で働いている人も男性保育士の必要性を感じています。男性保育士が働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいます。今回の一件でその風潮はさらに加速することが予想されます。男性の方にも保育の現場における役割があるので、ぜひ保育士を目指して頂きたいです。